私たちがまだ70代前半で元気だった2011年、ミャンマーを訪れたいと思ったのは、もともと宗教文化の濃厚な国が好きな上に、東京で行政書士として働く長男の新の主な仕事がミャンマー人の入管取次の代行手続きだったからである。この旅行社の企画の特色で、ミャンマーの各地を広範に経めぐった。壮麗で精緻な仏教遺跡の豊富さに驚嘆し、貧しくとも信仰篤く、家族や友人と寄り添う人びとの表情に心が和む。日本での清潔ながらゆとりのない日常を忘れさせる、それはすてきな10日間だった。
この国でもその後、軍事政権による自由の抑圧が進み、いまはその強権体制に抗う少数民族を中心とした民主勢力の闘いが続いている。シリアについてと同じく、人びとに自由あれ、貴重な文化遺産の安全あれと祈るばかりだ。
以下、やはり厳選した30枚ほどの素人写真の説明である。ここでの遺跡は時代がわからないことも多い。
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